各プログラムの概要

◆第一部 講演会

「ボランティアコーディネートについて」
講師:メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 東京本部事務局長 大野 寿子氏
メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンは、病気の子どもの夢をかなえる支援を目的とし、運営に多くのボランティアが参加しています。講演では、メイク・ア・ウィッシュの活動で大切にしていることやボランティアコーディネートの仕組み・ノウハウについてお話いただきました。
限られた時間ではありましたが、非常にたくさんの大切な視点、考え方を伝えていただきました。
大野寿子氏

●「活動は、スタッフ・ボランティアのためでなく、病気の子どもと家族のためにある、という原点を忘れないこと」
●「原点を意識することで、活動への共感やモチベーションを高められること」
●「それぞれが役割分担をしながら、目的のために活き活きと活動すること」など

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◆第二部 分科会

各分科会のテーマにそって、各団体がこれまでのハウス運営を振り返りました。各団体が抱えている課題と、大切にしていること(ノウハウ)を情報交換して共有しました。
地域性や運営形態の違いから、各団体の抱える課題は多様ですが、共通する課題・大切にしていること(ノウハウ)が浮かび上がりました。分科会での情報交換を通じて、それぞれの団体で抱えている課題を解決するヒントを得ることができました。

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分科会@

「ボランティアに関すること」
ファシリテーター:メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 東京本部事務局長 大野 寿子氏
〈課題〉
●ハウス活動を支えるボランティアを増やすためにはどうしたら良いか?
●ボランティアがモチベーションを高く持って活動に参加するためにはどういう工夫ができるか?

〈大切にしていること(ノウハウ)〉
●「活動の原点である“思い”や目的を、常に強く意識して、ボランティアをコーディネートしていくこと」
●「活動の現状や課題をメンバーで共有することで、“自分が活動に役立っている”という実感を持てるようにすること」など

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分科会A

「地域との連携に関すること」
ファシリテーター:千代田区社会福祉協議会 地域福祉課長 梅澤 稔氏
〈課題〉
●ハウス活動に対する、地域での認知度や理解度が低い。認知度や理解度を上げるためにどうしたらよいか?
●地域の人がハウス活動を知り、参加できるように工夫していることはどんなことか?

〈大切にしていること(ノウハウ)〉
●「社会福祉協議会や地域のNPOセンターの協力を得て、地域のイベントに参加してみる」
●「地元のボランティアを受け入れ、地域の人たちとの接点を増やすことで、ハウス活動への信頼を高める」
●「地域のマップ作りをきっかけにハウス活動を地域の人に紹介していく。活動を知らない人へは、相手に共感してもらえるように、活動の内容だけではなく、活動の意義も伝える」など

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分科会B

「利用者対応に関すること」
ファシリテーター:NPOファミリーハウス 事務局長 植田 洋子氏
〈課題〉
●利用者のためになる支援とは、どのようなものか

〈大切にしていること(ノウハウ)〉
●「状況の違う利用者にどのような対応や声かけをするべきか?いつも戸惑いがあったが、その場に応じて心からの気持ちを伝えることが大切だと改めて思った。」
●「自分もハウス活動を支えたいと言ってくれた利用者さんの言葉で、一人一人の利用者の声、ニーズに耳を傾け、利用者と一緒にハウスを作っていく大切さを感じた。」など

この分科会参加者には、ハウス利用者への対応を担当しているメンバーが多くいました。利用者とのエピソード、利用者からもらった印象的な言葉などが参加者から紹介され、実感のこもった事例や意見が出されました。

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◆全体会 まとめ

各分科会で話し合った内容を、参加者全員で共有するために、ファシリテーターから報告をしていただきました。ハウス活動の原点に立ち返り、「病気の子どもと家族のためのハウス」というミッションにもとづいて、様々な方々から協力を得られるように活動をしていくことの大切さを再確認できました。
参加したハウス運営者が、病気の子どもと家族のために、活動に励もうと大きな活力を得ることができ、大変充実した研修会となりました。

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講師・ファシリテーターの紹介

大野 寿子(おおの ひさこ)  メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン 東京本部事務局 事務局長

香川県生まれ。アメリカで生まれた非営利のボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」の日本での活動拠点が、1994年に沖縄から東京に移るのを契機に活動に参加。1998年より現職。メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンの国内支部は、仙台、関西、名古屋、福岡、北陸、静岡 札幌、広島の8つ。活動を支えるボランティアの数は3500人を超えた(2008年末)。2005年2月、出会った子どもたちからのメッセージを伝えるために、語りおろし『メイク・ア・ウィッシュの大野さん』(メディアファクトリー)を刊行。

梅澤 稔(うめざわ みのる)  社会福祉法人千代田区社会福祉協議会 地域福祉課 課長

東京都生まれ。大学卒業後、薬品会社に就職。大阪勤務の際、阪神淡路大震災に遭遇し、地震の恐怖を体感する。1995年に千代田区社会福祉協議会へ転職。ボランティアセンターに勤務し、たくさんの方との出会いやふれあいを通じて、たくさん刺激を受けている。現在は、地域福祉課に勤務し、ご近所同士の助け合い活動をすすめるため、地域との連携・協働に努めている。

植田 洋子(うえだ ようこ)  特定非営利活動法人ファミリーハウス 事務局長

新潟県生まれ。大学で心理学を専攻。地理情報システム、CROなどの企業勤務のかたわら上智大学カウンセリング研究所にてカウンセリングを学ぶ。1990年頃よりいのちの電話、子ども虐待防止センターに関わり、1998年、ファミリーハウスが相談事業を始めるにあたって、相談員として活動に参加。その後、2005年5月より現職。

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