はじめに

私たちは、「病院近くのわが家」を日々運営している中で試行錯誤を続けているものの、その中で培ってきているものを発表したり文書化することに、これまで十分に取り組むことができていませんでした。今年度、研修会を実現できたのは、ひとえに、独立行政法人福祉医療機構「子育て支援基金」の助成、及び多方面の方々のご厚意とご尽力によるものです。

研修会実施のために「検討委員会」を2009年7月、9月、11月に開催しました。委員の皆さま、オブザーバーとして検討委員会にご参加いただいた企業の皆様からも、其々の立場から貴重なご意見をいただきました。

研修会当日には、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン東京本部事務局長の大野寿子氏から講演と分科会のファシリテーターにご協力をいただきました。また、千代田区社会福祉協議会地域福祉課長の梅澤 稔氏にも、ファシリテーターをお引き受けいただきました。お二人とも、大変ご多忙な中、ご協力いただきましたことに、厚く御礼申し上げます。
また、福島県立医科大学附属病院の近くでハウスを運営する、パンダハウスを育てる会の皆様には、今回福島で研修会を開催するにあたり、多方面でご協力を頂きました。ありがとうございました。
そして何より、研修会にご参加いただき、様々な情報交換にご協力いただいた全国のハウス運営団体の皆様に、心から御礼を申し上げます。 日本では1990年前後から、「病院近くのわが家」の必要性を感じた人たちから始まった活動が、各地に広がりました。当初は闘病経験のある家族や、同じ問題意識を持つ医療従事者が中心でしたが、現在では、活動の輪が広がり、多方面の方々からご理解とご支援をいただけるようになってきています。そのような中で、病気の子どもと家族のために役立つハウス運営に向けて、着実にノウハウが蓄積されてきていることを実感しております。

今年度、研修会を実施して、ハウス運営のノウハウの一端を共有することができました。私たちはこれからも、病気と闘っているお子さんとご家族にとって、ほっと休める「病院近くのわが家」となるようなハウス運営の「原点」を大切にして、またそのようなハウスを目指して、努力を重ね、継続的にハウス運営団体間でノウハウを共有していきたいと思います。

子どもが病気になることは誰にでも起こりうることです。そのとき「病院近くのわが家」が子どもや家族の不安や負担を少しでも軽減させられるよう、多様な方々の協力を受けながら、これからも真摯に運営に取り組んでいきたいと思っています。

最後に、改めまして、研修会にご協力いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。


特定非営利活動法人ファミリーハウス
2010年3月吉日

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