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トータルケアの一環としてのホスピタル・ホスピタリティ・ハウス

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病気の子どもへのトータルケア

病気であっても、日々成長していく子どもにとって、患者である以前に一人の人間として、「全人的に」接することが大変重要と言われています。つまり、治療だけでなく、生活の質(QOL)を考慮して、子どもなら誰でも必要な家族とのコミュニケーション、学習や遊びの機会を提供していくことが治療にとっても重要です。

こうした病気の子どもを包括的に支援することをトータルケアと言います。

トータルケアの一環としてのホスピタル・ホスピタリティ・ハウス

生活の質を落とさないことは、子どもの治療への意欲を引き出すことにつながります。ホスピタル・ホスピタリティ・ハウスは、このようなトータルケアの一環として位置づけてられています。

病院近くで「わが家」のように安心して休める場所を提供することによって、付き添い生活に伴う家族の精神的・経済的・身体的負担を軽減すること。それが自宅を離れて治療が必要な子どもと家族の生活の質を支えることにつながりがります。

そのために私たちは、ご家族にとって、単なる宿泊施設ではなく、自宅のようにくつろいでいただけるハウスの提供に努めています。

コラム:病院のこども憲章(EACH Charter)

  • 病院のこどもヨーロッパ協会(European Association for Children in Hospital / EACH)では、1988年5月に「病院のこども憲章(EACH Charter)」を合意しました。
  • その内容は10項目の原則で構成されていますが、そのうち滞在施設に関連する事項が2項目含まれています。EACHのメンバー団体は、ヨーロッパ各国における保健法、規則、及び、ガイドラインの中に「病院のこども憲章」の原則を組み入れることを目指しています。

「病院におけるこどもたちは、いつでも親または親替わりの人が付きそう権利を有する。」

「 すべての親に宿泊施設は提供されるべきであり、付き添えるように援助されたり奨励されるべきである。親には、負担増または収入減がおこらないようにすべきである。こどものケアを一緒に行うために、親は病棟の日課を知らされて、積極的に参加するように奨励されるべきである。」

(訳:野村みどり)

(出所)

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